乗り物の雑学集
■モスクワ駅は何処にある?
ロシアでは、鉄道の駅名は出発地ではなく到着地の地名がつけられることになっている。つまり、モスクワ駅はモスクワに向かう列車が出ている駅ということになるので、モスクワ駅は複数存在するが、ロシアの首都モスクワにはモスクワ駅はない。
■補足
ちなみに、カザフスタン共和国にもモスクワ駅があります。
■オートマ車のニュートラル
ニュートラルをよく使うマニュアル車と違い、オートマ車では使う時はほぼ無い。
しかも、「D(ドライブ)」の前にあるので、毎回ひと手間増える事になる。
では、なぜニュートラルがあるかというと、「R」から「D」にいきなりギアチェンジすると、ミッションが傷んでしまうため。
なので、間に「N(ニュートラル)」を入れてダメージを防いでいる。
■補足
もちろん故障時に人の手やレッカー車で引く時にニュートラルは利用されます。
ちなみに、燃費節約の為に下り坂ではニュートラルにした方がいいという節約術があったりしますが、エンジンが回転したままになるので、逆により多くのガソリンを消費する事になります。
それに、危険なのでやめましょう。
■ジャンボジェット機
現在、旅客機の主流として活躍しているジャンボジェット機は就航当時、近々完成するであろうと思われていた超音速機(コンコルドなど)までのつなぎ程度として考えられていた。なので、旅客機として不要になった時にはすぐに貨物輸送機に転用できるように操縦席が二階に設けられたといわれている。
■ジェット機の燃料
セスナ機の燃料は車と同じガソリンだが、ジェット機の燃料は意外にも灯油。(当然の事ですが、家庭用の灯油とは違います。)
■補足
ちなみにこの灯油、火をつけるとダイナマイトと同程度の爆発威力!
■中央線がまっすぐな理由
都内の線路図を見るとほとんどが曲がりくねっているのに対し、新宿から八王子方面へと延びる中央線はほぼ真っ直ぐに走っている。
これは計画時に「蒸気機関車は近くにある家を燃やしながら走る」 という噂が立ったため地域住民に反対され、当初予定していた甲州街道付近 から大きく北にずれて、なにも障害物のない場所に作られたため。
■新幹線の色
新幹線の色といえばクリーム色に青い線の入ったものが有名だが、このデザインに決まるまでにはさぞや議論を重ねたのかと思いきや、その会議の時にたまたま机の上にあったタバコの「ハイライト」を見た人が、「このデザインいいよね~」
と言ったところ、誰も反対する人がいないのでそのまま簡単に決定してしまった。
■トラックのフロントガラスの上に付いてるランプ
トラックのフロント上部にある3つの緑色のランプは安全のために付けられています。
歩行者がどのくらいの速度で走行しているのか判断できるように、時速40キロまでは一つ、60キロまでは二つ、60キロ以上は三つのランプがつくようになっているようです。
■単車の語源
オートバイが開発されて間もない頃は、必ずサイドカーが付いており、バイクとサイドカーを合わせて一つの乗り物と考えられていたために、オートバイのみのものを単車と呼ぶようになった。
■飛行機の出発時刻
飛行機の運行時間には、車輪が動き始めてから着陸して車輪が止まるまでの時間をさすブロックタイムと陸地から離れてから再び陸地に触れるまでの時間をさすフライトタイムがあり、出発時刻にもちいられるのはブロックタイム。
■ホンダのバイク
ベトナムではオートバイの事を全て「ホンダ」と呼ぶ。
なので、「ヤマハのバイク」は、現地では「ヤマハのホンダ」と呼ばれている。
■補足
ベトナムのバイクのシェアは85%がホンダ。
ちなみに、ベトナムでは外国人は自分名義でバイクを所有することはできないようです。(現地の人から転売してもらう事は可)
■高速の信号
高速道路には信号が無いのが普通だが、首都高速埼玉大宮線の戸田市のジャンクションには信号があり、交差点もある。
■補足
信号の大きさは通常の信号の約1.5倍。
■集団の幼稚園児の運賃
通常は、電車やバスに乗る際に幼稚園児はお金を払わなくてもいいが、団体で遠足などに行く際には、子供料金(大人の半額)を払わなくてはならない。
■補足
その場合は団体割引は使えるそうです。
■隊員の訓練場所
首都高速などを取り締まる高速パトカーの隊員は、非常に高いドライビングテクニックをもっているが、その訓練場所は、F1等で有名な鈴鹿サーキット。
■補足
正式名称は、警視庁高速道路交通警察隊。
■馬でドライブ
自動車ができる前までは、乗り物といえば「馬」が代表的なものであったが、現在でも道路交通法では馬は軽車両に分類されているため、馬に乗って通勤や通学をしても罪にはならない。
■補足
ちなみに牛も軽車両。
■ライト兄弟
飛行機を発明し、人類初の飛行に成功したライト兄弟だが、飛行機開発競争ではライバル会社に完敗してしまった。
理由は、ライト兄弟の飛行機は操縦が非常に難しく、彼らにしか乗りこなすことができなかったため。
■山手線の雑学
山手線といえば都心を一周する環状線・・・
しかし、正確にいうと山手線とは品川‐田端間のみを指し、田端‐東京間は東北本線で、東京~品川間は東海道本線。
■補足
営業上は、これらを合わせて山手線と呼んでいるそうです。
■機内の照明が消されるのは何故?
飛行機が夜間離着陸するさいは、機内の照明は消されてしまうが、これは緊急事態に備えて、乗客の目をならしておくため。■補足
離着陸の際のトラブルによって電源が落ちてしまった時などに、突然周囲が暗闇になることにより引き起こされるパニックを防ぐという意味もあるようです。
■ライト兄弟の雑学
世界で初めて飛行機で空を飛んだのはライト兄弟だが、使われた飛行機は一人乗りなので、正確にいえば世界で初めて飛行機で空を飛んだのはライト兄弟の弟のオービル・ライト。
■アメリカで右ハンドル
通常、アメリカの車は左ハンドルなので運転席は左にあるが、郵便配達の車だけは、そのほうが配達しやすいという理由で右ハンドル。
■東京駅の駅長
東京駅には駅長が二人いる。
これは、東京駅がJR東日本とJR東海の二社によって運営されているため。
■補足
同様に新大阪駅、博多駅も駅長が二人。
■エアフォースワン
大統領専用機と訳されることが多い「エアフォースワン」だが、
本来はアメリカ大統領が搭乗した際のアメリカ空軍機のコールサインのこと。
なので、戦闘機や輸送機でも、大統領が乗ればエアフォースワンになる。
■補足
副大統領が乗ったときは「エアフォースツー」になる。
■車のナンバープレートに無い文字
車のナンバープレートに、「お」「し」「ん」「へ」の4文字は使われていない。
「お」は「あ」と間違われる可能性があるため。
「し」は「死」を連想して縁起が悪いため。
「ん」は発音が難しいため。
「へ」は「屁」をイメージするため。
■石油タンカー
日本などで石油をおろして、産油国に戻る石油タンカーは、何も積んでないとタンカーが浮いてしまい、スクリューが海面に出てうまく進めなくなってしまうため、大量の海水を積んで帰る。
■補足
安定を保つ意味合いもあります。
■東京の地下鉄が曲がりくねっている理由
東京の地下鉄の路線は、大阪の地下鉄と比べて曲がりくねった作りになっている。
これは、基本的に地下鉄は道路の下に作られるので、地上の道路が曲がっていると地下鉄も同様に曲がってしまうため。
■線路の石
電車が走る線路には必ず石が敷き詰められているが、地下鉄の線路はコンクリートで出来ており、石は一切敷かれていない。
石が敷かれているのは、電車の振動を軽減して、騒音を少なくするためのものなので、周辺に住宅などのない地下鉄は騒音対策をしなくていいので石が敷かれていない。
■トンネル内の照明
以前は、トンネル内の照明にはオレンジ色が使われていた。
これは、オレンジ色は波長が長く、排気ガスや塵の影響を受けにくく、
また、消費電力が少ないという理由で採用された。
しかし、近年、次々に白色の照明に切り替わっている。
理由は、自動車の性能が上がって、排気ガスが出にくくなったことと、
消費電力や耐久性が格段に優れたLEDライトが普及したため。
■地下鉄の貫通扉が重い理由
地下鉄の車両と車両の間には貫通扉と呼ばれる扉が双方に付いている。
以前は誰かが閉めないと開いたままになっていた扉が主流であったが、
近年の扉は傾斜が付けてあり、自動的に閉まる構造になっている。
その結果、扉を開けるのに多くの力が必要になってしまったが、
これは火災が起きた時に、炎や煙が広がらないようにするために、
2004年以降に製造された車両には必ず設置されている。
■補足
力の弱いお年寄りや子供は扉を開ける事が出来ないという苦情が鉄道会社にあるようです。
ただ、2003年に韓国で起こった火災事故で多くの方が犠牲になったため、
2004年に地下鉄道の火災対策基準が改正されました。
■ガソリンのハイオクとレギュラーの違い
ハイオクとレギュラーの違いは、燃えやすさの違い。
しかし、燃えやすいのはハイオクではなくレギュラーの方。
これは、エンジン内で圧縮されたさい、より高い圧力がかかるまで燃えないほうが、エンジンの性能を高められるため。