生活の雑学集
■マンションの避難ハッチの場所
マンション等のベランダに設置されている緊急時にはしごを使って下に降りる避難ハッチ。しかし、はしごを使って下の階に降りても、さらに下に行くための避難ハッチは、少し離れた場所に設置されている。
真下にあった方がそのまま降りていけるので便利な気がするが、 これは誤って落下してしまってもすぐ下の階で止まるように消防法で定められているため。
■段ボールの名前の由来
商品の配送や引越しの時に役立つ段ボール。しかし、ボール(ball)の要素は見受けられない。
これは、英語でペーパーボード(paperboard)のボードをボールと聞き間違えてしまい、
それを段々にして作った物というところから段ボールという名称が使われる様になった為。
■補足
元々段ボールは衣服の内側に着けて汗を吸収させるために開発されたもの。
■マヨネーズの保存
開封前なら防腐剤や保存料がなくても半年以上保存できるマヨネーズだが、冷蔵庫に入れて保存すると、油と酢と卵が分離してしまい、酢の殺菌力が全体に広がらず、いたみが早くなってしまう。なので開封前は冷蔵庫に入れない方がよい。
■北を知る方法
1、時計を水平に置き中心にマッチなど水平な棒を立てる。2、時計を回して、マッチの影と短針を重ねる。
3、この影の線と12時の文字盤の中間がほぼ北の方角を指す。
(つまり短針が8時を指していた場合は10時の方向が北。)
■登録商品名
「宅急便」はヤマト運輸の登録商品名。
なので、ペリカン便やカンガルー便のサービスを指す場合は、「宅急便」ではなく「宅配便」。
他にも一般名詞化してしまった登録商品名に、ニチバンのセロテープ、内田洋行のマジックインキ、セメダイン社のセメダインなどがあります。
■クリスマスとケーキ
クリスマスにデコレーション・ケーキを食べる風習は、日本以外ではほとんど見受けられないもの。ペコちゃん人形で有名な「不二家」が戦後に広めた日本独自の風習。
■オーストラリアのコイン
オーストラリアで最も額面の小さいコインは5セントでそれ以下はない。
なので、57セントの商品を買う際は2セント切り捨てられて、55セントを払うだけでかまわない。
■補足
「二捨三入、七捨八入」のシステムが取られているようです。
ちなみに、1セントコインが廃止された理由は、作るのに1セント以上かかるから・・・だそうです。
■仁丹
仁丹の表面は銀色で覆われているが、あれは有効成分を酸化から守るためにつかわれている本物の銀。
■補足
銀箔は食品添加物として認められています。
■110番の電話料金
110番や119番に通報するときに電話料金はかからないが、この緊急通報用の電話は、電話会社の契約約款により、減免の対象とすることになっているため、かかった費用は全て電話会社が負担している。
■北海道とコタツ
北海道ではコタツを使用することはあまりない。
理由は、コタツだけでは間に合わないし、そもそも一日中ストーブや暖炉をつけっぱなしにしている家が多いので必要ない。
■関東と関西の電力周波数
明治時代に関東ではドイツ製発電機を、関西ではアメリカ製発電機を導入したために、東西で50Hzと60Hzに分かれてしまったが、統一されなかった理由として、当時は電気の使い道は電灯以外に殆どないと考えられていたため。
■赤ちゃんの産声
赤ちゃんが生まれた時の泣き声は、民族や人種に関わらず、全世界共通の音の高さで約440Hz。
全ての赤ちゃんが「ラ」の声で泣き始める。
■新聞の天気図
新聞の天気図は、10月末までと11月1日からとでは使われている地図が違う。
10月までは南で発生する台風の状況を表すために日本よりも南が多く表示されているものが使われ、11月からはシベリア高気圧が発生するため、日本よりも北側が広くとられている地図が使われています。
■補足
6月1日からまた元の地図に戻ります。
■値札ラベルの切れ込み
スーパーやデパ地下などで、夕方になると惣菜や弁当に「2割引」や「30%OFF」のラベルが貼られるが、これらはたいてい数箇所、切り込みが入っている。
これは、剥がそうとするとすぐに破れるようにするため。
目的は、ラベルの張り替えによる犯罪防止。
■補足
正式名称は「タンパーカットラベル」。
■玄関のドアの雑学
欧米では、玄関のドアは内開きだが、日本の場合はほとんど外開き。
この理由は、日本には玄関に靴を置くスペースがあるので、内開きだと、靴が邪魔になり、うまく開閉できなくなってしまうため。
■補足
ちなみに、欧米のドアが内開きなのは、不審者が入ってきたときに、押し出すことが容易になるため。
■■冷蔵庫のコンセント
通常のコンセントは床から20~30センチ程度の壁に取り付けられているが、冷蔵庫用のコンセントだけは高い位置に設けられている事が多い。
これは、冷蔵庫のコンセントは一度刺したら抜くことが殆ど無いため、埃がたまりやすく、発火事故の確率が高くなるので、埃が溜りにくい高い位置に作られている。
■ヨーロッパの洗濯機
ヨーロッパの洗濯機は、洗剤の力で洗う日本の物と違い、
高温の温水で汚れを落とす洗濯機が主流。
理由は、欧州の水は硬水なので、洗剤が溶けにくく、効果が期待できないため。
■補足
また、ヨーロッパでは過去にペストが流行った経験から、
熱湯で洗うのが習慣として残っているとも言われています。
■閉架書庫
図書館には、本棚に並んでいて手に取ることができる閲覧可能な本の他に、
貴重な本や、古くて借りられにくくなった本が収蔵されている閉架書庫というものがある。
一般の人は中に入ることは出来ないが、
この閉架書庫に保管されている本の数はとても多く、
図書館によっては8割以上の本が閉架書庫に置かれている。
なので、一通り探したけれど無かったからといって諦めて帰ってはいけない。
■補足
もちろん館内の端末やパソコンで検索して、係の人に頼めば持ってきてくれます。
■干支の「いのしし年」
紀元前に中国で生まれ、4世紀頃に日本に伝わったとされる十二支。
今でも多くの国で使われているが、中国、台湾、韓国ではイノシシ年はなく、代わりに豚年となっている。
この理由は、中国語では「猪」といえば豚の事を意味するため。
■補足
当時の日本人は、あまり豚に馴染みがなかったためイノシシが当てられました。
猪を家畜化したものが豚ですが、猪が多くいて入手しやすかったので家畜化する風習が日本に根付かなかったといわれています。
ちなみに、西遊記に出てくる豚のキャラクターの名前が猪八戒なのもこのため。