映画・テレビ・エンターテイメントの雑学集
■映画監督アラン・スミシー
映画監督アラン・スミシーとは1989年「ハートに火をつけて」1996年「ヘル レイザー4」など30年で20本以上の作品を手がけた監督。
しかし、この人は現実には存在していない架空の人。
映画監督が何らかのトラブルで降板してしまったときに、監督名を空欄にで きない理由から付けられる名前。
■江戸川乱歩
「怪人二十面相」「黒蜥蜴」「白髪鬼」などの作品で知られる江戸川乱歩氏の本名は平井太郎。江戸川乱歩とは、ミステリー最初の作品といわれている「モルグ街の怪人」の作者エドガー・アラン・ポーをもじって出来たペンネーム。
■フランケンシュタイン
狼男、ドラキュラとともに世界三大モンスターに数えられているフランケンシュタインだが、フランケンシュタインとはこれを造った博士の名前で、怪物自体には名前はつけられていない。
1910年に始めてフランケンシュタインが映画化されたが、その映画を製作したのは発明王トーマス・A・エジソン。
■「特別出演」と「友情出演」の違いは
「特別出演」は、あまり重要な役ではないが、大物俳優が2~3シーン登場した場合などに用いられて、どちらかというと、その俳優さんの顔を立てるための特別処置のようなもの。「友情出演」は大物俳優がそのドラマのスタッフや主演俳優を応援するためにチョイ役で登場する場合に用いられるようで、友情出演した俳優さんの中には「お金は要らん!」という人もいるようです。
■お白州の階段
遠山の金さんが桜吹雪を見せながら一歩踏み込むお白州にある階段だが、実際のお白州に階段は無く、テレビの演出のために作られたもの。
■補足
同様に金さんがお白州の時にはいている、すその長い長袴も実際ははいてなかったようです。
■真実の口
嘘をついている人間が口に手を入れると噛まれてしまうといわれている、イタリアのローマにある観光名所「真実の口」だが、もともとは下水道のマンホールの蓋として作られたもの。
■補足
映画『ローマの休日』の影響で口に手を入れる人が急増したため、口の周りが磨耗して年々口が大きくなっているそうです。
描かれているのはトリトーンという神様の顔。
■紅白歌合戦の雑学
年に一度、大晦日だけに行なわれるNHK紅白歌合戦だが、昭和28年だけは年に二度行なわれている。
これは、昭和28年の大晦日の第四回放送まではお正月番組として正月に放送されていたため。
■補足
第一回から第三回まではラジオのみの放送で、放送時間が大晦日に移ったと同時にテレビでの放送も始まりました。
■黒子さんの衣装
歌舞伎には欠かせない「黒子」は、その名のとおり地味な黒の衣をまとって目立たないように役者のサポートをするが、海の上でストーリーが展開する場合には、浪柄をプリントした鮮やかなブルーの衣装を着て登場する。
■補足
雪のシーンでは真っ白な衣を着た黒子さんになります。
■視聴率のとり方
視聴率を測定する装置が取り付けられた家庭のデータは、始めの数週間は調査の数値に取り入れられることはない。
理由は、装置が取り付けられた直後は、教養番組の視聴率が突出して高くなるため。
■補足
ちなみに、ビデオ録画した分は、一般的な視聴率には含まれません。
■男はつらいよの雑学
渥美清主演「男はつらいよ」は、全48作を数える国民的な映画だが、元々は映画ではなく、フジテレビで放送された連続テレビドラマ。
■補足
人気が高かったものの、最終話で寅さんがハブに噛まれて死んでしまうという結末に抗議が殺到、
反響の大きさから映画化することになり、国民的映画「男はつらいよ」が誕生しました。
テレビ番組の映像は、現在では全26話中、第1話と最終話しか残っていません。
【「男はつらいよ」のテレビドラマ版映像が残っていない理由】
理由は、1時間のVTRテープが当時の値段で一本10万円前後(現在の100万円程度)と非常に高価だったので、何度も上書きされて繰り返し使われていたため。
当時は、再放送やソフト化して売る、などの考えはまだ一般的ではなく、
放送し終わったら、殆どの作品を上書きして消してしまっていた。
■セシールのCMは最後になんていってるの?
カタログ通販の老舗「セシール」のCMのエンディングで、「♪セシ~ル」の後に男性の声で流れるフレーズは、
「Il offre sa confiance et son amour(イロッフル・サ・コンフィアンス・エ・ソネムール)」というフランス語で、和訳すると「愛と信頼をお届けする」という意味になります。
■モンローウォーク
マリリン・モンローが映画「ナイアガラ」で披露したモンローウォークは、腰を左右に振りながら歩く事が特徴だが、モンローはこの歩き方をする為に、かかとを片方だけ切り落としたハイヒールをはいて練習したといわれている。
■グリム童話集
グリム童話は、グリム兄弟が創作したものではなく、人から人へ言い伝えられたり、人から聞いた話を書いたりして伝わっていたドイツの民話をグリム兄弟が収集採録したもの。
■補足
ちなみに原題は「子供と家庭のメルヒェン」
■ゴジラの身長
当初ゴジラの身長は50メートルと設定されていたが、次第に高くなっていき、最大で100メートル程に設定された。
これは、まわりの建物が高層化してしまい、50メートルでは見栄えしなくなってしまったため。
■キューピー3分クッキング
お昼の料理番組「キューピー3分クッキング」は、日テレ版と、CBC(中部日本放送)版の二種類があり、地域によって放送されている内容が違う。■補足
CBCは名古屋のテレビ局でTBS系列。
テーマ曲は同じで「おもちゃの兵隊マーチ」
ちなみに、会社名はキューピーではなく、キユーピーが正しいようです。
■チャーザー村
笑点で、林家こん平さんが
「わたくしの故郷チャーザー村は・・」
というチャーザー村の正式名称は「新潟県狩羽郡小国町千谷沢村(ちやざわむら)」
■補足
1957年に千谷沢村は分割されて消滅しており、現在は長岡市に編入されている。
■トリビアの泉
フジテレビで放送されていた「トリビアの泉」には、今まで一度も使用された事はないが、100へぇが出た時のために、電光掲示板の下にある噴水口から、100円玉が100枚でる仕掛けがある。
■映像が映っている時間
映画のフィルムは1秒間に24コマだが、9分の4秒はフィルムの入れ替えのためにシャッターで覆われている。
このため、映像が映っているのは9分の5秒で、残りの時間スクリーンには何も写っていない。
■補足
残像現象のため、人間の目にはずっと映像が写っているように見えます。
■映画「ボディーガード」主題歌のトリビア
結婚式での入場曲やキャンドルサービスなどで用いられることがある、ホイットニー・ヒューストンの「オールウェイズ・ラブ・ユー」。
結婚披露宴にとてもマッチしている印象を受ける名曲だが、実は別れの曲で、曲中に「お別れしましょう。」という言葉が普通に使われている。
■テレビ情報誌の表紙
現在、「テレビガイド」等のテレビ情報誌が、多くの出版社から発売されているが、ライバル社にも関わらず、その表紙は殆どが同じタレントが使用されている。
これは、出版社が表紙を決めるのではなく、テレビ局が力を入れているドラマ等の出演者をセッティングして、出版社を一同に集めて一度に撮影しているため。
■補足
テレビ局は宣伝になるし、出版社は豪華な出演者を無料で表紙に使用できるなどの利点があります。
■E・T
1982年に公開され、日本でも大ヒットしたアメリカの映画『E.T.』。
そのE.Tの一番印象的なシーンといえば、主人公のエリオットとE.Tが指先と指先をあわせる場面だが、あれはポスター用に作られたイメージ画なので、映画の中で二人が指先を合わせているシーンは出てこない。
■Eテレの画質
教育番組を中心に放送しているNHKのEテレでは、
番組によっては、地デジとは思えないほど画質が悪くなることがよくある。
これは一つのチャンネルで複数の番組を同時に放送しているためで。
画質を落とすことで、最大3番組まで同時に放送できる。
■補足
それぞれEテレ1、Eテレ2、Eテレ3と名前がついていて、
通常、新聞のテレビ欄にはEテレ1で放送している番組が書かれます。
朝日新聞と日本経済新聞ではサブチャンネルの番組も紹介しているそうです。
■奇跡の人
ヘレン・ケラーの生涯を描き、1962年に世界公開された映画「奇跡の人」。
日本でも何度も舞台で上演されている同作の原題は「The Miracle Worker」だが、
これは、「誰かに働きかけて奇跡を起こす人」という意味なので、
「奇跡の人」とはヘレン・ケラーの事ではなく、家庭教師のサリヴァン先生のこと。
■オスカー像
アメリカのアカデミー賞受賞者に贈られるオスカー像は、
セドリック・ギボンズがデザインした裸の男性の立像であるが、
制作時には特に名称はついていなかった。
しかし、出来上がった像がアカデミー賞事務局に届いた際、
受け取った局員が、
「親戚のオスカーおじさんにそっくり」
と言ったことから、オスカー像と呼ばれるようになったといわれている。
■映画「ジョーズ」
1975年にスティーヴン・スピルバーグ監督により制作された映画「ジョーズ」。
巨大人食い鮫を描いたパニック映画で、
テレビ放送された際には視聴率が37%を記録する等、大ヒット作品となった。
その影響で、サメの事を英語で「JAWS」という、と思った人が多く出たが、
「JAWS」とは英語で顎(アゴ)という意味。
なので映画のポスターやDVDのパッケージは顎が強調されたサメの絵が使われている。
→ ジョーズ一覧
■補足
正確にはjawで顎という意味で、複数形jawsで「(歯を含めた))上下の顎」、
通常は動物の口を指します。
■13日の金曜日とホッケーマスク
ホッケーマスクをかぶったジェイソンが暴れまわるホラー映画「13日の金曜日」
ブルーレイのパッケージにも象徴であるホッケーマスクが描かれているが、
⇒「13日の金曜日」
1作目はジェイソンの母が暴れまわる映画なので、
ホッケーマスクどころかジェイソンも出てこない。
■補足
2作目からジェイソンが主役になりますが、
2作目では布袋をかぶっていて、ホッケーマスクを被るようになるのは3作目から。
ちなみに、ジェイソンの武器と言えばチェーンソーをイメージする人も多いが、
ジェイソンがチェーンソーを使ったことは一度もない。
チェーンソーは悪魔のいけにえのレザーフェイスの武器。