アニメ・漫画の雑学集
■ルパン三世の銭形警部の本名
銭形警部の本名は当初「銭形平一」になるはずだったが、誤植で「銭形幸一」になってしまい現在にいたる。
しかし、映画「ルパンvsクローン人間」の中だけは「銭形平次」という設定になっている。
■魔法使いサリーちゃん
女の子を主人公にした世界初のテレビアニメといわれている「魔法使いサリーちゃん」だが、原作では「魔法使いサニーちゃん」となっている。これはアニメ化される数ヶ月前に日産自動車が新車発売にあたって「サニー」を商標登録していたために「サニー」が使えなかったから。
■アメリカへの輸出品
日本の対米輸出額の一位は自動車だが、それにつぐ二位の規模を持つ輸出品は鉄鋼でも電化製品でもなく「アニメ関連商品」。■補足
ちなみに、アニメ関連の輸出額は「鉄は国家なり」とまでいわれた鉄鋼輸出額の約4倍だそうです。
■「天空の城ラピュタ」と「ふしぎの海のナディア」が似ている理由
元々、宮崎駿監督がNHKに持ち込んだ原案が採用されなかったために、しかたなく映画として「天空の城ラピュタ」を発表したが、それが大ヒットしたので、慌てたNHKが原案を元に作り上げたアニメが「ふしぎの海のナディア」。
なので「青い石」や「空に浮かぶ古代文明」等の設定が似通っている。
■ルパン三世の拳銃
テレビアニメ「ルパン三世」は、モデルガンを参考にして拳銃を書いていたが、ある時「MGC」という会社名まで書き写してしまったため、登場人物の持っている拳銃がモデルガンメーカー製作のものになってしまった事がある。
■補足
ルパン愛用の拳銃は1938年にドイツのワルサー社が作ったワルサーP38。
■新右衛門さん
アニメ「一休さん」で、足利将軍義満の片腕として登場する「しんえもんさん」は実在した人物で、現在K-1ファイターとして活躍していた武蔵選手はその子孫。
■補足
アニメでは3代将軍義満に仕える寺社奉行だが、実際は6代将軍義教に仕えた政所公役。
武蔵選手の曽祖父は「蜷川」という名字で、新右衛門さんの本名も蜷川新右衛門親当。
ちなみに、この曽祖父の蜷川新さんは日本赤十字社連盟を発案した方。
■シンデレラ
ガラスの靴といえばシンデレラの物語の中で大きな役割を果たす重要なものだが、原典ではガラス製ではなく毛皮製。
■補足
毛皮を意味するフランス語「vair」が、発音が似ていてガラスを意味する「verre」と書き間違えられたといわれています。
■ラミパス、ラミパス、ルルルルル~
アニメ「ひみつのアッコちゃん」が変身を解く時に使う呪文「ラミパス、ラミパス ルルルルル~」のラミパスとは、スーパーミラーを逆さにしたもの。
■補足
ちなみに、「ラミパス、ラミパス ルルルルル~」や「テクマクマヤコン・テクマクマヤコン」という呪文は、アニメ用に作られたものなので、赤塚不二夫原作の漫画版「ひみつのアッコちゃん」では使われていない。
■ドラえもんの雑学
ドラえもんの身長は129.3cm、スリーサイズも全て129.3cmで、体重も129.3kgという体型だが、最高速度は時速129.3km/hと意外に俊足。
■補足
ねずみに追いかけられた時のみ可能という説も有り。
■スタジオジブリの由来
「スタジオジブリ」の名称は、サハラ砂漠に吹く風(GHIBLI)に由来しており、第二次世界大戦中に使われたイタリアの飛行機の名前。
飛行機好きである宮崎駿監督が命名したもの。
■フランダースの犬
日本で大ヒットしたアニメ作品「フランダースの犬」。
しかし、日本と違って、ヨーロッパでは「主人公が自立していていい年齢(15歳)なのに自立していない」等の理由から、教育上見地から好ましくないとして、「フランダースの犬」は殆ど読まれていない。
■補足
ちなみに、アメリカで出版されているフランダースの犬は、ネロとパトラッシュは聖堂で死亡せず、最後はハッピーエンドを迎える。
原題「A Dog of Flanders」イギリス人のウィーダ作の童話。
■ピーターパンの服の色
一般的に緑のイメージのあるピーターパンの服の色。
しかし、1989年にフジテレビで放送されたアニメ版では、服の色は茶色になっている。
これは、緑にするとディズニーから訴えられる可能性があったため。
■小学館と集英社
週刊少年ジャンプ等のマンガ雑誌で有名な出版社「集英社」は、元々教育関係の出版社だった「小学館」が、娯楽雑誌を作るために創設した子会社だが、小学館自身も娯楽出版事業へ参入(少年サンデー等)したため、現在はライバル会社になっている。
■補足
同じ「一ツ橋グループ」に属する出版社だが、成長・発展を促す為に現在もライバルとして競わせているといわれている。
名残で、本社ビルも隣同士。
■ピカチュウの鳴き声
ピカチュウといえば「ぴかちゅう~」というカワイイ鳴き声で有名だが、
その鳴き声はアニメの中だけの話で、
オリジナルであるゲームの中ではずっと「キシャー」という獣のような声だった。
理由は、世界中で放送されているアニメの声優が違うためだが。
2013年発売「ポケットモンスターXY」でピカチュウだけアニメの声に統一されることになった。
これは、全世界で放映されているピカチュウの声だけは、全て大谷育江さんが担当しているため可能だった。
■のび太の恐竜
1980年に公開された映画『ドラえもん のび太の恐竜』。
のび太が孵化させた首長竜のピー助を中心に物語が進むが、
首長竜は恐竜の祖先と分岐して進化したものなので、
ピー助は恐竜ではない。
■補足
ちなみに、プテラノドンも恐竜ではありません。
■クレヨンしんちゃんの雑学トリビア集
〇現在でも公式ホームページに「得意技はケツだけ星人とゾウさん」と書いてあるが、
下半身を露出するので子供に悪影響があるとして、現在は二つとも放送不可になっている。
〇以前はしんちゃんが悪さをした際、母のみさえが懲らしめるために、
「グリグリ攻撃」「尻たたき」「ゲンコツ」を行っていたが、
児童虐待であるとして、一時期は殆どテレビで放送されなかった。
(自主規制は2010年頃がピークで、現在は少しづつ緩和されてきているようです)
〇初期の重要キャラであった「ぶりぶりざえもん」も、
2016年5月まで、16年間に渡り殆ど登場しなくなったが、
こちらは教育上の理由ではなく、声優を担当していた方が不慮の事故で亡くなった事への配慮。
〇しんちゃんは母親の事を「みさえ」と名前で呼んでいるイメージがあるが、
これは父親の真似をしている時だけで、普段は「母ちゃん」と呼んでいる。
(ちなみに、みさえ本人は「ママ」と呼んでほしいと何度か言っている)