スポーツの雑学集

■アメリカンフットボール

 アメリカで絶大な人気を誇るスポーツ「アメリカンフットボール」。
 当然、強さの指標でもある国別世界ランキングでもアメリカが堂々の1位。
 では、2位はどこの国かといえば意外にも日本。

 ■補足
 世界選手権でもアメリカに次ぐ2回の優勝経験があります。

■相撲の力士の浴衣

  力士は、外を歩く時や、取り組みが終わった後は浴衣を着るが、
 よく見ると力士の四股名が入っていることが分かる。
 当然自分の四股名かと思いきや、他の力士の名が入っている浴衣を多く見かける。
 
 これは、自分の四股名が入った浴衣を作った後、
 他の力士と交換し合うのが恒例となっているためで、
 自分の四股名が入った浴衣を着る事はほぼない。

 ■補足
 幕内力士にならないと四股名入りの浴衣地は作れません。

■卓球の選手はどうして台を触る?

   卓球の試合を見ていると、選手がネット際の台の上に、手を開いてペタリとくっつけるシーンをよく見かける。
   これは、ルールで合計得点が6の倍数の時しかタオルを使えないので、それ以外の時に手の汗を拭くために行っている。
 
 ■補足
 比較的試合に影響の少ないネット際が利用されています。
 1980年頃、中国の選手が始め、それが世界に広がっていきました。
 ルーティーンとして行って、自分を落ち着かせる意味もあるそうです。

■ラグビーは何故ゴールではなくトライ(挑戦)?

 ラグビーの醍醐味、得点シーンの「トライ」。
 何故ゴールではなく、挑戦という意味の「TRY」と呼ぶのか。
 これは昔、トライしたときは得点は入らず、ゴールキックの挑戦権を得るだけだったため。
 しかし「トライした時の方が盛り上がる」等の理由により、現在ではトライで5点、その後のゴールキックで2点になっています。

土俵入りの雑学

 横綱の土俵入りの型は「雲竜型」と「不知火型」の二つがあり、どちらも過去の横綱の名前から付けられているが、雲竜型をあみだしたのは第十一代横綱「不知火」で、不知火型をあみだしたのは第十代横綱「雲竜」だといわれている。

 ■補足
 理由はその当時の錦絵に二人の横綱を間違って描いたためらしいです。
 ただ、今から150年ほどまえの江戸末期頃のことなので本当はどちらがあみだしたものなのかは微妙なようです。

野球場の方角

 日本の球場は、同じ方向を向いて建てられている。
 それは、ルールブックに「本塁から投手板を経て二塁に向かう線は東北東に向かっている事を理想とする」とあるため。

力士の下がり

  力士が取り組みの時にまわしの下からぶら下げている「下がり」。
  もともと力士は現在でいう化粧まわしのようなものをつけて相撲をとっていたが、あまりにも邪魔だったため現在のように簡略化されたものとなった。

プロ野球球団のチーム名の由来

 ☆ドラゴンズ【中日】 
  親会社である中日新聞社の杉山虎之助社長が辰年生まれだったため。

 ☆ジャイアンツ【読売】
  ニューヨークジャイアンツ(後にサンフランシスコに移転)に所属したことのあるフランク・オドゥールという人が球団の顧問のときに命名したため。

 ☆スワローズ【ヤクルト】
  当時の親会社国鉄(現JR)の、特急つばめからとったもの。

  ■補足
  現在はもうありませんが、ベイスターズの前身のホエールズというチームの由来は、親会社が捕鯨をしていたため。

新体操の新

 「新体操」とは、1963年に器械体操から独立した際につけられた名称で、それ以前は、「携帯器具をもってする音楽伴奏団体演技」というとても長い名称で呼ばれていた。

日本野球初期のルール

 明治の初期、米国人教師H・ウィルソンらによって伝えられた野球は、当初はストライクゾーンが上・中・下に分けてあり、バッターの、
「じゃあ、今日は上で!」
 という申告によって、その三つの中からストライクゾーンが一つ決められていた。

  ■補足
 当時はフォアボールではなく9個のボールで塁にでるナインボールでした。
 ストライクも三つではなく四つでアウト。

イチローの名前雑学

 日本の慣習では「一郎」や「太郎」という名前は長男につけるのが普通だが、マリナーズの「イチロー」こと、鈴木一郎さんは次男。

  ■補足
 ちなみに、長男であるお兄さんの名前は一泰さん。

ウィンブルドンの始まり

 伝統と権威のあるテニスのウィンブルドン大会だが、もともとはクリケットの原型「クロッケー」のクラブが、壊れたグランド整備のローラーの修理費を集めるために気軽に開催したのがはじまり。

日本人初のメダリスト

 第5回ストックホルム大会からオリンピックに参加した日本は、第7回アントワープ大会で熊谷一弥選手がテニスで獲得した銀メダルが日本最初のメダル。

  ■補足
 初の金メダリストは、第9回アムステルダム大会の陸上「三段跳び」で、織田幹雄選手がはじめて獲得した。

オリンピックの最年長

 今までのオリンピックに出場した選手の中で最年長は、1920年第7回大会の射撃に出場したオスカー・スパーン選手の72歳が最高。
  ■補足
 ちなみに結果は銀メダル。

プロ野球の審判

 プロ野球で、なんらかの理由で審判が試合に間に合わなかった場合、「試合協定事項」にのっとって、その試合をすることになる両チームの選手・コーチから審判を出して試合をする事になる。

バタフライの誕生

 水泳種目のバタフライは、当初平泳ぎの選手が早く泳ぐために考案したものだが、当然平泳ぎよりも早いので多くの選手が平泳ぎの競技中にバタフライで泳ぐようになってしまったため、議論の末メルボルンオリンピックから新種目として独立する事となった。

サンドバックの中身

 ボクシング等の練習に使われるサンドバック。
 当初は本当に「砂」が入っていたが、砂はバックの中で固まってしまい、ボクサーの拳を痛めてしまうため、もう50年以上も前から砂は使われていない。

「ラグビー」の由来

 ラグビーは、1823年にイギリスのパブリック・スクールでフットボールの試合中に、エリスという少年がボールを腕に抱えたまま走った事が始まりとされていて、そのエリス君が通っていた学校の名前がラグビー校だったため、そう命名された。

ビーチバレー

  ビーチバレーは、ネットの高さやボールの大きさなどの、基本的なことはバレーボールと同じだが、ボールの空気圧だけは、バレーよりも2~3割程度低い空気圧に設定されている。

ボンバイエの意味

 プロレスラーのアントニオ猪木さんのテーマ曲「イノキボンバイエ」のボンバイエとは、コンゴ民主共和国で使われているリンガラ語で「彼を倒せ(Boma ye)」という意味。

  ■補足
 このテーマ曲はプロボクサーのモハメド・アリから贈られたもの。

42.195キロの雑学

 マラソンの距離といえば42.195キロだが、距離が足りないと無効になることがあるので、たいていの場合数メートルから数十メートルほど余計に距離をとっている。

  ■補足
 規定では、0.1%プラスまでの誤差なら認められています。

タイガーウッズの名前

 プロゴルファー「タイガー・ウッズ」の本名は「エルドリック・ウッズ」。
 タイガーとは、タイガーの父親がベトナムで戦った時の恩人が「タイガー」と呼ばれていたので、息子にニックネームとしてつけたもの。
  ■補足
 1996年12月30日に正式にエルドリック・タイガー・ウッズに改名。

JFLのシンボルマーク

 日本代表の所属する日本サッカー協会のシンボルマークに使われている黄色は、サッカー協会らしく「公正」を表現しているが、青色は「はつらつとした青春」を表している。

  ■補足
 ボールを押さえている三本足の烏は、八咫烏(やたがらす)。

大相撲のインタビュー

  インタビューを受けている際「ハァハァ」と息をきらしている力士が多いが、これは取組が終わったからというよりも、次の取組に間に合わせるように、インタビュー室まで走ってきている事の方が大きい。

マラソンの先導役

 マラソン選手よりも多くテレビに映ることもあるマラソンの先導役。
 通常、大きな大会の先導役は白バイがするが、その選考方法は、毎年鈴鹿サーキットで開催される「全国白バイ大会」にて、上位入賞すること。

バスケットボール選手の背番号

 バスケットボールの背番号で一番若い番号は4番。
 1~3番は国際ルールによって使用が禁止されている。
 これは、得点が入った際に1点、2点、3点と審判が指で表し、反則を行った選手を表すときにも背番号を指で表すため、重複してややこしくならないようにするため。

フィギュアスケートのフィギュア

 フィギュアスケートのフィギュアとは英語で図形という意味。
 これは、フィギュアスケートは元々、現在のように華麗に踊るスポーツではなく、氷上にどれだけ綺麗に図形を書くことができるかというスポーツだったため。

  ■補足
 そんな中、ある選手が踊りを取り入れたところ、その方が綺麗だということで現在のような形になりました。

国民栄誉賞の雑学

 1983年、世界記録となる通算939盗塁を達成した福本豊は、国民栄誉賞受賞の打診があったがそれを辞退している。
  理由は、立ちションができなくなる為。
 国民と付いているが、日本人以外でも受賞できるような規定になっている。
 その理由は、創設されたきっかけが中華民国籍であった王貞治さんが通算本塁打世界新記録達成を達成した際の賞与として考えられたものであるため。

輪島功一の名前の由来

 元ボクシング世界チャンピオンで現在はバラエティー番組等で活躍する「輪島功一」。
 しかし、本名は「功」ではなく「公」の字を使う「輪島公一」。
 改名したきっかけは、以前リングに上がる際に、アナウンサーに「ワジマ・ハムイチ」と紹介されたことがショックだったため。

ボーリング場のボール雑学

  

 テレビのボーリング番組では、うまい人が投げたボールは必ずカーブがかかって曲がる。
 それをみてボウリング場で真似る人がいるが、ボーリング場にあるレンタルボールはプロが投げても曲がらない。

 ■補足
 プロは、摩擦が多くかかり重心がずれている「マイボール」を使用しているためあの様に綺麗に曲がります。

オリンピックの公式プールの長さ

 オリンピックで使われるプールは50mプールだが、正確にいえば50m2cmプール。
 これは、両端にタッチ板を入れた際、距離が50m以下にならないようにするため。

カバディの意味


 インドの国技で、インド発祥のスポーツ「カバディ」。
 攻撃側は絶えず「カバディ、カバディ」と声を出し続け、それが競技名にもなっている大事な言葉「カバディ」。
 しかし、どういう意味なのかはインド人も知らない。

 ■補足
 狩猟をする際、声を出しながら獲物を捕らえていたことろから派生し、各地でバラバラな掛け声になっていたものが、最も有名だった「カバディー」に統一されたという説が有力です。
 
 元々掛け声なので意味を聞かれても困るそうです。

テレマークの意味とK点


   スキーのジャンプ競技では、飛距離で優っていても、テレマークと呼ばれる着地の姿勢で減点され負けてしまうこともある。
 これは、両腕を左右に広げ、片方の膝を深く曲げて両足を前後に広げることで、両足をそろえた時より、より安定して着地することができるという、安全上の理由から始まったものと言われている。
 語源は、ノルウェーのテレマーク地方に由来。

 K点はドイツ語で建築基準点を意味するKonstruktionspunktから。
 かつてはこれ以上飛ぶと危険という意味だったが、技術や競技服等が進歩したことで、K点を超える選手が多くなり、2004年からK点よりさらに先に、ヒルサイズと呼ばれるものが設けられており、これを超える選手が出ると、競技の続行について審議される。